ダンス 初心者大人・大学生中学・高校生ダンス用語

初心者・未経験者の為の、ダンススクール スタジオLAB3 大阪のダンス用語解説ページ。

ダンスレッスン 編

レッスン中、普段聞き慣れない言葉をよく耳にします。
言葉の意味が分からず戸惑う事もあると思いますが、
インストラクターは、なるべく分かりやすく解説してくれますので、気軽に質問して下さい。
ここでは、レッスン中によく聞くダンス用語を紹介します。

アイソレーション

アイソレーション(Isolation)を日本語にすると孤立という言う意味です。
ダンスで使う場合は、体の各部分を単独で動かすこと、またはトレーニングを指します。
逆に言うと意識した体の部分以外は動かさない基礎トレーニングです。
動かす部分は顔、首、肩、腕、手、指、胸、腰、足、など様々でストリートダンサーのウェーブやパントマイムの壁などはアイソレーションの練習の成果ですね。

ビートトレーニング

他にもリズムトレーニングと言ったり略してビートレと言ったりします。ダンス最大の難関にして最も楽しい部分でもある音楽に合わせて動くことを鍛えるトレーニング。
ダンスはジャンル毎に独特なリズムの捉え方(ノリ)があるのも楽しいところの一つです。

コンビネーション

コンビネーション(combination)とは、組み合わせることを指します。
ダンスで使われる場合は●●ステップと▲▲ムーヴをつなげて踊る事です。
レッスン中に言われた場合は、レッスン中に教わった動きを二つ以上つなげて練習する事です。

ルーティーン

ルーティーン(routine)とは、決まった一連の動作をすることを指します。つまりダンスにおいては振付の意味です。
ルーティンやルーチンと言ったりもします。
野球のイチロー選手やラグビーの五郎丸選手も打席に入る前、ボールを蹴る前に決まった一連の動作をしますが、
ダンスの場合、踊る前に何かをする事を指すのではなく一人または二人以上で振付を踊る事を指します。

ユニゾン

ユニゾン(unison)とは、一致を意味します。
一人の場合でも振付を踊る場合にはルーティーンと言いますが、ユニゾンの場合、複数人で全員同じ踊りを踊ります。

合わせ

広い意味で振付を指します。
ダンス作品の全体を指す場も、その一部の振付を指す場合もありますが、ほとんど場合、作品中の一部を指すでしょう。
例としては、作品製作中「私たち2人で踊るパートの合わせを今から作ろう。」や良い作品を見て「中盤の合わせがすごくかっこよかったね。」など、ダンサーはよく使いますね。

発表会・ショー 編

ダンスが上手くなっていくと今度は、発表会やショーに出たくなります。
発表会やショーの練習やリハーサルでは様々な舞台用語が飛び交います。
ここでは、ダンサーがよく使う舞台用語を解説します。

上手(かみて)・下手(しもて)

舞台、ステージ側から客席側を見て左側「上手」、右側「下手」です。
出演者はステージ上にいたり音響さんや照明さんが客席側にいたりするので誰もがわかる絶対位置として用います。

音先(おとさき)

曲が始まってから(音が先に流れてから)ステージに上がる事。
現場や地域によっては「おとせん」と言う方も多いので「おとさき」「おとせん」両方同じ意味で覚えるといいと思います。
ダンスショーでは見る事がとても多いです。

板付(いたつき)

曲が始まる前にステージのあらかじめ決まっている立ち位置に付く事。
付いたら曲が始まる。
ダンスコンテストではよく見られます。

はける

舞台、ステージ上からダンサーや道具などが舞台袖に消える事です。
逆に舞台、ステージに登場する事を「でる」といい合わせて「ではけ」といいます。

暗転(あんてん)

舞台用語では場面の転換などに使われます。
暗転は暗転幕を用いたりステージ上の照明を消してお客さんから転換の様子が見えないようにします。
ダンサーが使う多くの場合、舞台の照明を消す事を指します。
例としては「曲が終わって照明が消えてから舞台袖に帰ります」といった場合、「曲終わりに暗転、上手からはけます。」というように使います。

明転(めいてん)

舞台用語では場面の転換などに使われます。
明転はステージ上が明るい状態で転換します。転換事態にストーリー性がある場合や意味を持たせるときに使われます。
ダンサーが使う事はほとんどありませんが使う場合、舞台の照明を点ける事を指します。
また、「明転飛び出し(めいてんとびだし)」とは
舞台の照明が点いてから演者が舞台に出て行くこと。漫才の世界では「明転飛び出し、挨拶終わり」がほとんどです。

出番(でばん)

舞台などで出る順番
例としては「次があなたの出番です。」

入り(いり)

会場、ステージ、スタジオなどに入る事。出番とは違います。
例としては「明日の会場入り時間は午前11時です」

番外編

ワークショップ(workshop・WS)

「体験型講座」を指す用語。
ダンスでWS・workshopを使う場合は特別な内容のレッスンを指す事が多いです。
場合によってはダンスレッスンだけでなく、ディスカッションがあったり、講師が国内外の有名ダンサーであったり、時にはオーディションなどの予習がある場合など様々。

ピック・ピックアウト(Pick・Pick out)

特別ダンス用語というわけではありませんが、SNSなどのダンス動画で「今日のピック」などと使われているので、どういう意味か気になっている方も多いと思います。
ピック(Pick)もピックアウト(Pick out)も選ぶというニュアンスです。ピックアウト(Pick out)の方がその中から選ぶという強いニュアンスですが、ダンサーはほぼ同じ意味で使いますね。
ダンス動画で使われる場合の多くは、その日のレッスン等でよくできていたメンバーを指します。

コレオグラフィー(Choreography)

コレオグラフィーといえば意味がわかる人もいるかもしれませんが、日本人ダンサーは略して「コレオ」と言うことが多いので混乱する人がいるかもしれませんが意味は「振付」です。
また、振付師はコレオグラファー(Choreographer)です。

振り起こし

以前に踊った作品を映像で思い出す作業や
映像で振付をもらった時に覚える作業のことを言います。

振り渡し・振り写し(移し)・振り落し

「振り渡し・振り写し(移し)・振り落し」は多少意味が違いますが、どれも振付を教える又は教えてもらうことです。
立場や振付を教える側か教えてもらう側かで多少言い方が変わるけど、あまり気にしなくてもいいでしょう。
振り落しはあまり使われません。

振り入れ

ダンスで曲に合わせ振付をつけていくこと。
振り作りと同義です。
振り入れ自体あまり使われませんが中には振り覚えの意味で使われる方も。

フルアウト(Full out)

特別ダンス用語というわけではありませんが、全力という意味です。
「フルアウトで踊って」と言われたら、全力で踊りましょう。

シューティング(Shooting)

こちらも特別ダンス用語というわけではありませんが、撮影(写真など)という意味です。
近年、舞台やクラブなどライブ以外にもSNSなどを利用して動画での作品発表が比較的簡単にできる時代になりました。
そんな中、頻繁にシューティングという言葉を目にします。ダンサーが使う場合、動画又は写真撮影という意味です。

おはようございます

ダンススクールに行くと最初にびっくりする事が、朝昼晩関係なく皆さん挨拶(あいさつ)は「おはようございます。」
これはダンス用語というわけではなく舞台や芸能の業界挨拶で1日の中で挨拶する相手と最初にあったタイミングの挨拶が全て「おはようございます。」になります。
理由は諸説ありますが起源は歌舞伎と言われ、歌舞伎の舞台公演は一日二回行われており、有名役者さんは遅い公演に登場する事があったそうなのですが、出番よりかなり早く会場に行き練習する姿を裏方さん達が労い、「お早いお着き、ご苦労様です」と挨拶し、逆に有名役者の方から裏方さんや若手に労いの言葉として「早くからご苦労さん」と声をかけたところから始まったそうです。
後に仕事がはじまる時間が人それぞれバラバラな舞台や芸能の世界では1日の中で最初にあったタイミングで「おはようございます。」と挨拶することが定着していったそうです。

お疲れ様です

本人が帰る時や現場を離れる時、「おはようございます」に該当しない人に対する時の挨拶です。
舞台や芸能の業界挨拶です。
一般的なビジネスマナーや秘書検定では自分より目上の方には「お疲れ様です」と言い、自分より目下の人には「ご苦労様です」と言うそうですが、ダンサーは誰に対しても「お疲れ様です」です。